Contribution
of
Tribology.

SDGsに向けたトライボロジーの貢献

About

摩擦・摩耗・潤滑の科学を扱う
学術領域
”トライボロジー”

私たちの研究室では、トライボロジーを中心とした研究を行っています。
トライボロジーとは、固体間の摩擦・摩耗・潤滑を取り扱う工学分野であり、相対運動を行いながら相互に作用する表面の挙動や、それに関連する技術的な課題を扱います。当研究室では、こうした幅広い応用領域における摩擦現象を解明し、効率的なエネルギー利用や機器の耐久性向上に寄与する技術の開発を目指しています。私たちは、多様な分野と連携しながら、産業界に役立つ基礎的かつ応用的な知見を提供することで、未来の技術革新に貢献することを目指しています。

トライボロジーとは

Research Topic

トライボロジーに関わる基礎研究から応用技術まで広い領域を研究しています。
卒研・修論のテーマは、学生の自主性を重視しトライボロジー以外の研究も行っています。

トライボロジーの基礎

  • ・境界・混合・流体潤滑領域をカバーする摩擦係数予測式
  • ・摩擦界面のその場分光分析(ラマン分光)
  • ・AFMを用いた反応膜形成過程のその場観察
  • ・FM-AFMを用いた表面水和構造の解析と超潤滑メカニズムの解明
  • ・QCM-Dを用いた競争吸着メカニズムの解明
  • ・金属の疲労摩耗メカニズム
  • ・イオン液体の潤滑メカニズム
  • ・植物油の潤滑メカニズム
  • ・ソフトマターの摩擦・摩耗メカニズムの解明
  • ・生体細胞表面の摩擦と摩耗
  • ・昆虫の関節における潤滑メカニズム

表面改質

  • ・テクスチャ表面における油膜および潤滑油流れのその場観察
  • ・テクスチャパターンによる摩擦異方性発現メカニズムと制御
  • ・テクスチャ表面の摩擦特性を表現可能な新規トライボGPSパラメータの探索
  • ・3Dプリンタによる3次元微細構造表面テクスチャリングの開発
  • ・各種硬質被膜に対する添加剤の潤滑メカニズム
  • ・DLCの潤滑メカニズムの解明

評価と解析

  • ・表面極近傍のナノ機械物性測定(硬さ,ヤング率,粘弾性)
  • ・DLC膜の耐疲労摩耗特性評価法の開発
  • ・EV用高速歯車用潤滑剤の評価
  • ・コンタクトレンズの摩擦特性
  • ・毛髪の摩擦特性評価
  • ・皮膚の摩擦特性評価
  • ・摩擦・摩耗評価装置の開発
  • ・摩擦・摩耗試験方法の標準化
  • ・機械学習のための摩擦・摩耗データの取得と処理

Tribos + ology =
Tribology